カフェで一息をケチる男の暇つぶし
外出していて、ちょっと時間が空いた時、
次の予定まで時間がある時、
待ち合わせまでの時間…
普通は、カフェや喫茶店に入って、一息ついて時間をつぶすのだろうか。
いや、最近は、タピオカミルクティーやジュースなんかを買って、飲みながら街やお店をぶらついて暇をつぶすのだろうか。
僕はその一杯をケチる。
カフェに入るとする。何か飲み物を頼む。
安くても400円はするだろう。
高い。要らない。
マックのコーヒーだったりコンビニのコーヒーならもっと安いぞ!!
という人もいることだろう。
僕はコーヒーが好きじゃない。
別に飲めないわけじゃない。ブラックじゃなければ飲める。
微糖でも飲める。
でもコーヒーが好きじゃない。
正直言うと、
ある程度年齢のいった男性なら、とりあえずコーヒー飲むよね?好きだよね?
みたいな風潮も嫌いなのだ。
もちろん、ここまで書いていて僕が痛い人間だということは分かっている。
みんなが松井秀喜や高橋由伸、上原浩治などに憧れる中で、仁志と清原に憧れた小2の頃には気付いていた。
じゃあ紅茶はどうなのか?
カフェラテ系なら飲めるのか?
そう、いわゆるチェーンのカフェの品揃えはコーヒーだけじゃない。
紅茶系からカフェラテ、フラペチーノに軽食まで取り揃えている。
紅茶は好きだし、カフェラテなんかもまぁ好きなほうだ。
「じゃあ、それを飲めば良いじゃない!!」
問題はそこじゃない。
要は、単なる暇つぶしにお金をかけたくないのだ。
だから、暇つぶしといっても、その隙間の時間にヒトカラに行ったり、欲しかった本などを買ったり、そういう使い方なら良い。
僕の中で、暇つぶしにカフェに寄る時間は何も生み出さないのだ。
だからその時間に400円でもお金を払いたくない、ということなのだ。
いやいや、カフェで美味しい飲み物飲んでゆっくり落ち着けるよ!一息つけるよ!
みんなはそうかもしれないが、僕はカフェでゆったり落ち着いて一息つけなどしない。
周りにお客さんがたくさんいるでしょ。
周囲の人を気にするし、あまりこの一杯で長居するのも申し訳ないな…
なんて考えてしまう。
さらに、席に着いたところでやることもない。
飲む以外には、スマホいじるか、本を読むか、ぼーっとその辺を眺めているかだ。
そんなのは駅のホームの椅子でも出来る。
そういう訳で、カフェで一息のための一杯をケチる男は、駅のホームの椅子でよく時間をつぶしている。
あとは、本屋やドラッグストアに入ることも多い。
その2つはいくらでも時間をつぶせる気がする(笑)
しかも悲しいことに心配性な僕は、10分前に到着する電車をアプリで調べた上で、さらにその一本前に乗ってしまうような人間である。
したがって、15分とか20分という微妙な時間が空いてしまうことがよくある。
そんな時も、駅のホームの椅子は絶妙に時間をつぶさせてくれる。
待てよ、もしかしたら、カフェに寄らないせいで、可愛いカフェ店員との恋のチャンスを逃しているのかもしれない…
さて、400円で恋は手に入るか研究しようと思う。