大泉エッセイ~適応障害で休職中の僕が頼るエッセイその1~
こんにちはーぶてぃー。
柚紗雪です。
今日は、以前書いたエッセイの中から、
大泉洋さんのエッセイについて書いていきます。
本日の目次はコチラ↓
~きっかけ~
きっかけはあまりないです(笑)
でも、僕が大泉さんを好きになるきっかけ、それはかの有名な
「水曜どうでしょう」
です。
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番組自体はだいぶ前から知っていましたが、
ちゃんと見るようになったのは、大学4年の時CSに加入してからですね。
この番組について語ることはしませんが、
でもこの番組をある程度見てからの方が、エッセイは面白いかもしれません。
登場人物がかなり出てきますからね。
~どんなもの?~
大泉さんが1997~2005年の8年間、3誌に亘って書いていたエッセイと、文庫版の書下ろしをまとめたものです。
年齢としては24歳から32歳の8年間。書下ろしは40歳を迎えたくらい。
この書いていた年齢が私にぴったりだったんですよね。
仕事を始めてからの葛藤
恋愛
家族との関係
時代の違いはあれど、20代真っ只中の私と悩む共通点が多いのです。
ただ、そんなに大泉さんが好きじゃない人には合わないかもしれませんね(笑)
これはエッセイ全般に言えることだと思いますが、
その人の世界観が満載ですので、合わないとまったくダメだと思います。
~好きなところ~
人情モノのドラマではないですが、
笑って泣けるところ
ですかね。
書いていた年齢も相まってか、すごく庶民的な文章かつ題材なんです。
クリスマスがムカつく話
カッコいいより面白い方が良い話
家族旅行の話
旅先で綺麗な女の人に出会う話
彼女と別れた後の話
大好きな祖父が亡くなる話…
良くも悪くも知名度が全国区になる前の文章なので、
題材もその思いも非常に庶民的なのです(笑)
だからこそ、
文章にすんなり入っていけて、
自分の感情を素直に出すことができる。
そして画面で見るよりも、
気にしいで繊細な人だということ。
~一番の推し~
僕が深くこの本に傾倒する理由は、
文章が軽妙で読んでいて疲れない
が大きな理由ですが、
最大の理由は、
家族好きの実家暮らし
というところです。
私は、母、妹、母方の祖父母
との5人暮らしです。
※妹は只今彼氏と一緒に住んでますが(笑)
私は去年、自分の奨学金を返済し終わったタイミングで、家を出て一人暮らしをしようと考えていたんです。
その時に、ある出来事がありまして、一人暮らしは辞めて
これからもずっと実家にいる!!
と決めたのですが、
大泉さんも東京に家を借りたとしても、
結婚するちょっと手前の30代半ばくらいまでは
実家の北海道を拠点としていたそうです。
その理由と思いが素敵で、僕は一生この本を手放すまいと思いました。
そこは買って読んでから知ったんですけどね。
その理由は、
番組のロケで不在の間に、大好きだったおじいさんを亡くしたから
だそうです。
もっと一緒にいたかった。子供の頃からずっと一緒だった大好きなじいさんだったから。
親孝行は親のためにするんじゃない、とその時思った。こりゃ自分のためにするものだ、と。
※大泉エッセイ P.300より一部引用。
私も、母方の祖父母とは生まれてからずっと一緒に住んでいます。
合うこと合わないことたくさんありますが、
休職中の今も面倒を見てもらっています。
そんな感謝を自分のために返していくまで、最後まで僕も家にいようと思っています。
このエッセイを買ったのは昨年ですので、私が病む前ですが、家族への想いが強くなった本です。
大泉さんが嫌いじゃない場合は、値段もお安いので手に取ってみてはいかがでしょうか?