「思考の整理学」よりその1。適応障害の僕が共感した言葉。人情とは?
おはようーろんてぃー。
柚紗雪です。
今日は珍しく書評に近いものになります。
元々読書は好きな方なのですが、適応障害で休暇に入って、少し心落ち着いた辺りから読書をするようになりました。
やはり時間がありますからね。
で、今読んでいる本が、「思考の整理学」という本です。
初版が30年前の本なんですよ。
では目次はコチラ↓
~「思考の整理学」ってどんな本?~
1983年に刊行され、1986年に文庫化された外山滋比古の『思考の整理学』が「2017年東大生協文庫売上」1位を獲得。2016年に続き2年連読で1位を獲得し、2008年に初めて1位になってから10年間で7度目の快挙に輝いたことがわかった。
『思考の整理学』は、「自らの体験に則し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する恰好の入門書」といった学術エッセイだ。もともと16万部のロングセラーだったが、2007年に岩手県の「さわや書店」店頭に並んだ「もっと若いときに読んでいれば…」というポップをきっかけに人気が再燃。2008年には東大・京大生協の書籍販売ランキングで1位を獲得し、“東大・京大で一番読まれた本”のフレーズが生まれた。
ddnavi.com より引用させていただきました。
という本です(笑)。
何分僕も、“東大・京大で一番読まれた本”というフレーズに見事踊らされて買いました(笑)
全6章に分かれていて、基本は1つ5~6ページの短いエッセイになっていて、それが内容ごとに章立てされているような感じです。
ちなみに、柚紗雪は昨日5章まで読み終わりました。
~適応障害の僕が共感した言葉とは~
その中に、「ホメテヤラネバ」という編があります。
詳細は口述しますが、適応障害の僕が共感した文章がコチラです。
見えすいたお世辞のようなことばをきいてどうする。真実に直面せよ。そういう勇ましいことを言う人もあるが、それは超人的な勇者である。
平凡な人間は、見えすいたことばでもほめられれば、力づけられる。
お世辞だとわかっていても、いい気持になる。それが人情なのではなかろうか。
「思考の整理学」150~151ページより引用。
本当にそう思いました。
この「ホメテヤラネバ」という編では、まとめると、
人の思考というのはとてもデリケートである。
これは、と思った着想を他の人から全面否定されてしまうと、ひどい傷を負う。
多少けなされても、よいところを褒められれば、希望をつなぎとめることができる。
でも全面的に否定されてしまうと、もう立ち上がる元気もなくなる。
そうして、自分の中でもダメ、他人からもダメと言われるともう目の前は真っ暗になってしまう。
自分の人生を振り返って、誰のおかげでやれってこれただろう…と考えると、たいていは何かしら褒めてくれた人が浮かんでくるものである。
ということが書いてあって、ほぼ最後に上記の引用した言葉が出てきます。
「優しい世界」を夢見る、柚紗雪としては本当に共感した言葉でした。
真実を自分が適応できなかった環境や今の精神状態に置き換えると本当にストンと来ました。
キツイな…辞めたいな…もう無理だな…と感じている環境に対して、「直面」できるのは超人的な勇者だけです(笑)。
お世辞と分かっていても、感謝や優しい言葉をかけてもらうだけで、少し心のHPは回復すると気がします。
いかがでしたでしょうか。
この「思考の整理学」は30年前に書かれたとは思えないほど、現代でも価値を持つ言葉や考えが満載ですので、また度々紹介していきたいと思います。
~まとめ~
・厳しい「真実」に真正面から向き合えるのは超人的な勇者だけ。我々のような平凡な人間は、あからさまでも優しい言動で心は回復する。
だから、みんな優しい言葉を言い合える世界になると良いな。