適応障害で休職→復職中。

適応障害で病気休職から復職中のアラサー男子が日々を綴ります

精神が切れちゃった日

今回は、自分のキャパを超えてしまった日、そして心療内科にいって適応障害と診断された日のことを書きます。

 

それまでの日々の話はこちらを↓

 

yuzu-sayuki.hatenablog.com

 

今日の記事では

 

 

 

 

~本編の前に…~

あくまで私の事例ですので、

ご本人の状態やお勤め先によって多少変わると思います。

また、私は患者であって専門家ではありません、ご承知おきください。

 

最初の話に入る前に、

いわゆる「飛んでしまった日」要は精神に異常をきたした日の前日は、

 

「本気で会社に行きたくない。

 ずっとクレームを受ける日が日常的に続くんだ…」

「頭痛いなぁ…」

「夜ごはんあんまり食べられないなぁ…」

 

という状況でした。

私の場合、体調不良の前触れは大体、胃腸か頭に来るのですが、

まさにそういう状況でした。

 

ということで、飛んだ日の話をします。

 

~飛んだ朝のこと~

 

火曜日の朝、明らかに体調が悪かったのですが、

とりあえず着替えて朝食の席に向かいました。

※私は母、母方の祖父母、妹(公務員)の5人家族の実家暮らしです。

ちなみに、朝食の準備は祖母がやっています。

母は早朝と日中のパートをしてるダブルワーカーなので、朝いないのです。

 

傍目に見ても不調だったらしく、

 

祖母に「そんなに具合悪いなら休めば?」と言われました。

 

この祖父母ですが、昭和一桁生まれなので、

割と根性論的なところがありまして、

正直この言葉待ちだったかもしれません(笑)。

 

~職場への電話~

 

そして、とりあえずこの日は会社を休むことに決めました。

職場に電話が通じる時間まで小一時間あったのですが、

 

眠れもせず、ただただ横になっていました。

 

そこで必死に職場への電話のシミュレーションをしていたんです。

体調が悪いのはもちろんですが、

 

自分の中で、明らかにメンタルのキャパを超えていたのもわかっていました。

したがって、

・体調が悪いこと

・加えてメンタルもやられてしまっていること

 

を伝えようと思っていました。

 

ただ、問題は伝える相手です。

 

休むだけなら、出た人に言えばいいのですが、メンタルの話は言いにくいです。

 

本来、係長に言えばいいのでしょうが、何となく係長には言いにくい気がして、

同じ男性で一番話しやすかった先輩(S先輩とします)にメンタルの話はしようと思っていました。

 

たぶん、誰でも

「私、今精神もやられていて…」と先輩なり上司なりに言うのは難しいんじゃないかと思います。

言いやすい関係の人がいればいいのですが、いないとキツイですよね。

ただ、後述しますが、この時点では最悪言わなくても大丈夫です。何とかなります。

 

そして、8時半過ぎだったと思いますが、意を決して自分の係に電話をしました。

心の中では「言いやすいあのS先輩出てくれ!!」と願ったのですが、

 

出たのは係長でした(笑)。

とりあえず、

「体調が悪いので休ませてください」と伝え、

 

「仕事関連の話があるので、Sさんにも代わってくれませんか?」と言って代わってもらいました。

ただ、仕事関連の近々の引継ぎの話はできたのですが、

 

S先輩にも「精神的にも辛くて…」という話は最後までできませんでした。

頭の中では言わなきゃ!!と思ったのですが、言葉として出てきてくれませんでした。

 

そうして、電話を切った後です。

 

~号泣&過呼吸

 

精神的に参ってることを言えなかったことが、

悲しいというか申し訳ないというか、悔しいというか、もう訳が分からなくなって、

 

まず、号泣しました。本当に涙が止まりませんでした。

 

同時に鼻水が止まらなくなって、そこから過呼吸になりました。

 

途中は、必死に深呼吸をして収めようとしていたのですが、ダメで、

「このまま誰にも気づかれなくて死ぬんじゃないか」と思って、

必死にベッドから這い出て(もはや転倒しました)、

床を這うようにしてリビングに向かいました。

 

その頃、もう母は帰宅していて、母と祖母がリビングにいたのですが、

祖母は無関心というか「は?なに?」みたいな感じでした。

今でもこの冷たさを思い出すと怒り悲しみを覚えます。

 

でも、母は一瞬で察してくれたようで、

「楽な態勢になって、とにかくゆっくり深呼吸しな、焦んないで。」といって、

ティッシュとビニール袋を持ってきてくれました。

 

もちろん、何も話せず、ただただ、泣きじゃくって、鼻水垂らして過呼吸に陥っているアラサーの息子を優しく介抱してくれました。本当に感謝です。

 

1時間か1時間半くらいして、ようやく収まって少し話せるようになりました。

この時点で、私も母もようやく祖母も精神的に参ってしまっていることには気づきました。

 

私の場合は、

「メンタルをやられてること」を職場の人に伝えられなかったことがトリガーとなって、

号泣からの過呼吸という症状を引き起こしました。

 

ただ、これはあくまで私の場合であって、人によると思います。

 

自分の感情がコントロールできなくなって、

何らかの形で溢れてしまったらもうそういうことだと思います。

 

どこに(どの病院に)行けばいいの?

さて、次は病院の話です。

どの病院に行くか母と相談しました。候補は以下の3つ。

 

  1. 体調も悪いのでとりあえず、かかりつけの内科に行く
  2. 近くの心療内科を探していく
  3. 外来(救急でも)でいきなり大きい病院へ行く

ここで、私たちは1番を選択しました。

実は、妹も昨年から公務員として働いていたのですが、

妹は職場の人間関係が上手くいかずに急性胃腸炎を患って休んでいた過去があるのです。

その時もとりあえず、その内科に行ったからです。

 

ここで大事と感じたのは、実家でもあったため、

いわゆる「かかりつけの病院」があったことです。

一人暮らしなどの人も、住まいの近くの病院でよく行くところを固定化しておくと良い気がします。

専門じゃなくても医師ですから、絶対我々より詳しいですし、

そういったときに、我々一般人が正しい判断ができるとも思えません。

 

なので、私はかかりつけの内科に母と行くことにしました。

 

そこで、現況をありのままに伝えました。

 

・異動して環境が変わって、クレームがきっかけでこうなったこと

・現状、頭痛と吐き気、胃の痛みがあること

 

を伝えました。

すると、先生の顔はきゅっと真剣になり、

「大事になるまえに、早めに大きいところに行きな、紹介状書いてあげるから」と言われました。

 

そこで、紹介状と頭痛薬・吐き気止めをいただきました。

さらに、紹介先の大学病院にも連絡をとってくれました。

ただ、予約はとれず、普通に朝一外来で来てくれとのことでした。

 

~まとめ~

・どの病院に行くか悩んである間に、

とりあえずかかりつけもしくは行ったことのある病院に行って大丈夫(内科)。

・そこで紹介状を書いてくれるはず(紹介状の有無によってその先の大きい病院の対応がことなります)。

 

 

~再度電話~

 

こうして、翌日近くの大学病院に行くことが決定しました。

この日から今まで、本当に実家暮らしで良かったと思いました。28歳にもなって母に頼るのも恥ずかしいですが、そんなのしょうがないですからね(笑)。

 

そして、診察が終わったあと、再度職場に電話をしました。

「ここでは絶対メンタルのことを言わなきゃ」と思っていました。

そうしないと明日以後の話が繋がりません。

まぁ結果から先に言いますが、ここでも言えなくて大丈夫です(笑)。

 

私が電話した内容は、詳細は憶えていませんがまとめるとこんな感じです。

「病院に行った。明日もっと大きなところへ行くように言われたので明日も休ませてください。」

ここで、係長さんが明らかに心配してくれたのが大きかったです。本当にほっとしました。

あとここが大事です。私の会社では、最終的に休暇の話などは所属課の課長や総務関係の方とやりとりすることを知っていたので、

「課長の連絡先と、総務課の庶務係の連絡先も念のため聞いておいていいですか」といいました。

 

~最後に~

 

これで発症当日は終わりです。

 

この日は、自分でも明らかにビクビクしていて、

明るい光や大きな音、雑踏も怖かったですし、

喋るのも文字を書くのもかなり大変でした。

 

さらに、2回目の職場への連絡直後も泣きそうになりました。

今でも、私は、感情がからまって、訳が分からなくなって、

涙が止まらなくなって、過呼吸になる。というのがたびたび発生します。

 

 

 

あくまで私の体験談に基づく感想です。

しかし、一人暮らしでなくて良かったなと思いました。

一人だったら朝の過呼吸の時点で死んでたかもしれません。

 

明日は、大学病院の心療内科に行って

、正式に「適応障害」と診断されて、病気休暇を願い出た日のことを書こうと思います。

もしかしたら、一番知りたい部分かもしれませんので、頑張って早目に書きます。体調次第ですが。

 

私も、いまだにかなり波があります。1日中、心身ともに調子が良い日というのは週にあるかないかです。

1日体調が悪くて動けない日、精神的に病んでいて死にそうな日、感情の起伏が激しい日というのが多いです。

未だに、微弱な頭痛は毎日のように続いていますし。